経理部奮闘記① 経理部に配属されたら覚えるべき4つのこと

経理部とは
会社の資金を管理し、資金の流れを会計帳簿に記録することをミッションに掲げる部署であり会社の中枢として位置づけられます。
役員への提言や監査機能も一部有しており、会社の交代機能としての役割を担う。
会社規模によっては経理部が独立しておらず、総務部等が兼ねることもある。
経理部に配属されたらまず覚えるべきこと4点
雑用を覚えるべし

経理部に配属されたらまずは雑用を覚えることをお勧めします。
経理の雑用とは資料整理、電話対応、ファックスの使用方法など多岐にわたります。経理部に集まる情報はいずれも機密情報になります。
資料整理や電話対応をする中で経理情報に触れ、わからないことがあれば上司や同僚に聞いてみましょう。
新鮮な視点での質問に上司や同僚もハッとさせられることがあるかもしれません。
業界用語を覚えるべし
経理部とひとくくりに言っても業種により扱う専門用語を覚える必要があります。
これはうちの会社独自の言葉なのかそれともどの業界の経理部でも共通の言葉なのか。
これはベテランの経理スタッフでも転職した際は覚える必要がありますので1つ1つ覚えていくようにしましょう。
会計の知識だけ豊富でもそれぞれの業種業態に詳しくないと会計の知識を業務で生かしきれない可能性があります。
また会計の話ばかりしていると他部門から疎まれる笑 可能性もあるので気をつけましょう。
簿記の仕組みを覚えるべし
経理部に配属されたらやはり簿記は必須です。
簿記に出てくる仕訳を使う場面が実務上ではあまりないかもしれませんが、簿記の仕組みを大まかに理解することで会計人と会話するステージに上がることができます。
仕訳だけを覚えても決算書がいまいち読めるようになる気がしないかもしれませんが、まずは初めのステップとして仕訳の原理原則を覚えることから始めましょう。
覚え始めたころは何のためにやるのかわからないときもありますが、ある一時を超えるといろいろな物事が結びつくときがあります。
それまでは辛いかもしれませんが、踏ん張れれば会計の世界が見えてきます。頑張りましょう。
科目ごとの意味を覚える、理解するようにしているとどの科目が多いからどういうことが言えるということがわかるようになります。1つ1つの積み重ねが大切です。
エクセルの使い方を覚えるべし

エクセルは経理部に限った話ではないかもしれませんが、数字を扱う経理部であれば表計算ソフトのエクセルを多用することになります。
根拠資料の作成をわかりやすく残しておくことも経理部においては重要な役割になります。下記の関数は使い方を見ないでも使えるように練習しておきましょう。
- SUM関数
- IF関数
- SUMIF関数
- ROUND関数
- VLOOKUP関数
関数以外でもショートカットキーを巧みに使いこなしたり、VBAも使えるようになると周囲から一目置かれる存在になるでしょう。
関数に加えてオートフィル、フィルター、ピボットテーブルなどの使い方を覚えましょう。
大量のデータを裁けるようになると経理以外の仕事に就いたときも役立つスキルになります。
まとめ
お金を扱う部署として責任は重大ですが、日々の仕事は地味な仕事だと感じることもあるかもしれません。
しかし、地味な作業の繰り返しは正確にこなすことで周囲からの評価や信頼も着実に積みあがります。この記事を読んだ経理部の皆様のキャリアアップの参考となれば幸いです。
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