経理部奮闘記② 決算締め単位

経理部奮闘記② 決算締め単位

今回は一般的な経理部の年間スケジュールを記載して経理部に配属されたらいつどんなことをするのかを紹介しようと思います。

会社によって事業年度開始の月が異なりますが、ここでは4月から新年度がスタートする会社を前提にお話ししたいと思います。

月次決算

経営の意思決定を行うために1か月の単位で決算をまとめる処理になります。

どちらかといえばスピードを重視し、現在の会社の状態を把握し素早く意思決定/方向転換を行うために行われます。

通常月末まで取引があるので4月の決算を5月の初旬にまとめることになります。経理部は月末月初に忙しくなるというのを聞いたことがある人もいらっしゃるかと思いますが、月初が忙しくなるのは決算をまとめているからです。

月末に関しては各種支払いや取引先からの入金があり、付随する処理が増えます(給料の支給日が月末付近の場合も)

月次決算は法律によって義務づけられているものではありませんので実施しなくても問題になることはありません。

しかし最近は世の中の変化が激しいこともあり迅速な意思決定を行わないと競争優位は保てない時代となってきています。

簡易的な月次決算であっても実施することで企業の今の置かれている状況が把握できることや、後述する四半期決算や年次決算の時にまとめて作業するより毎月コンスタントに照合処理などを行うことで負荷の分散がはかれるというメリットがあります。

四半期決算

上場企業が三か月に一度、企業の外部関係者に実績を報告するために
決算を取りまとめることを四半期決算といい、金融商品取引法によって義務付けられています。

難しい内容を書きましたが以前は半年に一回中間決算という形で行っていたものがより早く企業実態を把握するために三か月一回行われるようになりました。

これも時代の変化の影響です。半年も時間がたてば会社の置かれる状況も大きく変わるようになってきてしまったため、よりタイムリーに企業実態や実績を把握する必要がお金を出資している人(投資家)やお金を貸している人(債権者)に出てきたため制度化されました。

子会社を複数抱える大企業では複数企業を1つの企業とみなして決算数値を算出する連結決算と取りまとめて発表します。

経理部では月次決算でやっていることに加え、連結決算対応の為に資料作成などに時間を取られ通常の月より作業量が増えます。

年度決算

経理部が繁忙を極めるのが年度決算です。

一年の取引を取りこぼすことなく帳簿に記録し、事業報告の作成や税金計算/納付のための確定申告書の作成など通常の決算に加え外部報告書や提出する資料の作成に追われます。

事業年度が4月から始まる会社では3月末までの取引が終了した後に取りまとめをおこなうので4月月初からが繁忙期になります。

経理部に配属される新入社員も4月が年間で一番忙しい時期でもあるためしばしば先輩社員から雑用をお願いされるか、決算が落ち着くまではあまり相手にされない可能性もあります。落ち着くまでは様子を見ておりましょう。

中小企業では年度の決算を税金金額を算定するため(確定申告を行うために)行っているなどどの会社、商売においても年度決算は必須の作業です。

一年を通して初めて経験することもあるかと思いますので経理部に配属されて一年間は業務を把握することが重要になってきます。

まとめ

今回は経理部が毎月、三か月ごと、年度ごと行っている作業を大まかにまとめました。

経理という部署は繁忙期がわかりやすいという性質があります。忙しい時期以外は休暇にあてたり、自己研鑽を行ってみるのはいかがでしょうか。