ハゲタカ(上)レビュー

ハゲタカ(上)レビュー

元号が平成から令和に変わりましたね。令和の時代はどうなるかという問いに対して真山仁さんがテレビでコメントしていたことがきっかけでこの本を読みました。実際に発行されたのは2004年と15年ほど前の作品になります。まだ上巻を読み終えたところなので話は途中ですが現在読んだところまでのレビューを行います。

ハゲタカ(上)のここが面白い

経済をストーリーで勉強できおもしろい

この本はフィクションではありますがインタビューをもとに描かれているということもあり、経済の勉強になります。銀行が不良債権を処理するためにバルクセールという手法を使うようですが、この本を読んでその仕組みや言葉を知りました。経済の勉強してもなかなか頭に入ってこない用語でもストーリー仕立てになるととすんなり頭に入ってきます。この本を読んだ翌日には友人や家族にあたかも以前から知っていたかのように経済用語を使って話してみましょう(自己責任でお願いします。)

登場人物の交錯がおもしろい

この本では銀行員やホテルの経営者、投資ファンドの社長、スーパーのオーナー経営者などが登場します。それぞれの立場では利害関係が対立したり、騙し騙されたという関係性の中で物語は進んでいきます。ビジネスをする上での駆け引きの様子が詳細に描かれておりワクワクしながら次の展開を読み進めていけます。扱う案件の金額規模も大きくフィクションとは知りながらもハラハラしてしまいます。

バブル期の企業活動がわかりおもしろい

バブル期を私は経験していないのでバブル期の企業がどんな風だったかを知りません。ハゲタカに描かれている企業がすべてではないと承知していますが、一例としてとても参考になりました。バブル期には投資が盛んになり土地を担保に銀行から融資を受け事業拡大、多角経営を進めた企業もあるかと思います。ハゲタカの中ではゴルフ場経営に手を出した企業が出てきます。ゴルフ会員権などの会計処理をやったことのある私は「預託金方式」などの仕組みも腹落ちしました。会計畑で仕事をしている人にもぜひおすすめしたい作品です。

総評

ハゲタカは経済のことをストーリー仕立てで勉強でき、内容的にもワクワクする内容でしたのですぐに読み終わってしまいました。同時に続きのハゲタカ(下)を読みたいという気持ちとこういうジャンルの小説をもっと早く知りたかったという気持ち、これからいろいろあさってみようという気持ちになりました。まずはハゲタカ(下)を読み、真山仁さんの作品を読み進めていきたいと思います。経済小説でおすすめがある方はぜひご紹介ください。私も読んだ都度レビューをしていきたいと思います。